新車を購入する際に比べて、中古車をオートローンで購入しようとすると金利負担が大きくなってしまう場合があります。新車であれば車自体の価値も高く、残価設定型ではないとしてもディーラーで組むローンも金利はそれなりの水準となりますが、中古車の場合には車自体の価値が下がってしまうことから金利も高くなりがちです。
ディーラーで組むローンの多くは車を担保としているため、担保としての価値が高い=リスクが低いことで金利が下げられます。しかし、中古車の場合には担保としての価値が下がってしまうので、金利が高くなるのです。
中古車とは言っても状態の良い車、人気の車種を購入しようとなると、ある程度のお金が必要となります。ローンを組まずに購入をするのは難しいと感じる場合もあり、だからと言って高い金利でローンを組むのも負担となるので、中古車でも金利が高くならないオートローンの利用も考えてみると良いでしょう。
金融機関などで提供をしているオートローンは、多くは新車でも中古車でも変わらない条件で利用ができるようになっています。中古車だからと言って金利が高くなることもなく、新車購入時も中古車購入時も同じ金利、同じ条件で借りられます。
オートローンの多くは保証会社の保証を利用する契約であり、担保は不要とする場合がほとんどです。車を担保として取らないので車の価値によって金利が上下することもなく、新車でも中古車でも同じ条件で利用ができるのです。
中古車を安い金利でローンを組んで買いたいと考えるなら、ディーラーやサブディーラー経由で借りる信販会社などのローンよりも、まずは金融機関で借りられる低金利のオートローンを検討すべきです。
新車とは異なり、中古車は価格による車の状態の差が生じます。安い中古車は安いなりの理由があり、走行距離が多い、傷や汚れがある、車自体が古いなど良い状態の車とはなりません。
中古車はローンの金利が高いからと、金利負担を考えて購入する中古車のランクを下げてしまうと、満足のいく中古車を購入できなくなってしまいます。妥協して安い中古車を買うと故障やトラブルに繋がるなど、結局は良いカーライフとならないことすらもあります。
その点で金融機関などで借りる低金利のオートローンであれば、ディーラー経由のローンと比べると金利が低くなる場合が多く、金利負担を軽くした分だけランクを上げた中古車の購入も可能となります。
中古車をローンで買う際にオートローンを利用すると良い理由の一つに、購入車種が決まる前でも仮審査が受けられる点があります。いくらの中古車を買うか決める前でも仮審査が受けられるため、借りられる金額を見てから中古車が選べるようになります。
車を決めてからだとローンで借りられる金額が足りないとなると、泣く泣くローンでの購入を諦めざるを得ない場合もあります。しかし、逆にオートローンで借りられる金額が分かってからであれば、資金の範囲内で購入する中古車が選べるので無駄がありません。
仮審査を受けた後のキャンセルは無料で行えるので、購入したいと考えている、目星をつけている中古車の資金に遥かに届かない場合や、条件に納得ができないのであれば無理に借りる必要はありません。
仮審査の結果を見てからオートローンの利用が判断できるようになっているため、資金によって車の選択肢が大きく変わる中古車においては、車が決まる前の仮審査が受けられるオートローンが頼れるのです。